『赤毛のアン』、世界中に名作と言われる小説は数え切れなくありますが、私にとってはこの『赤毛のアン』が
何と言ってもベスト小説です。最初に読んだのは小学生の時、その時にはとんでもなく思い切ったことをする
女の子だわ、と思いました。あまり共感も持てなかったと思います。その当時の私には全く似ていない存在
だったからです。
それからかなりの時間を隔てて、大人になって読み返してその素晴らしさに気づかされたのでした。子供の時には全く
理解出来なかったマシューやマリラの気持ちに感動し、アンの魅力にも気づいたのでした。それからは何度も何度も
飽きずに読み返し、読み返す度に新たな魅力に気づかされるという思いです。涙もろくなってきたこの頃は電車などの
乗物や公共の場では読めなくなりました。どこを読んでも涙が出てしまいます。
『赤毛のアン』は子供向けの本として扱われていますが、本当はとっても奥が深い小説で子供では理解出来ない
部分も数多くあると思います。大人の小説といっても決して間違いではないと思っています。
そんな『赤毛のアン』の魅力にハマっている方が世の中には沢山いることが、パソコンを始めてから知りました。
日本だけではなく世界中に広がっていて、パソコンのモニターの裏に世界中と広く、広く繋がっているのを感じています。
最近はこの本の存在さえ知らない人達も多くいると耳にします。とても残念で仕方がありません。『赤毛のアン』が
これからも永遠に人びとに愛され続けていくことを心から願っています。
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