2008/6/26 (7) 曇り時々雨



段々PEIの毎日にも慣れて夜も寝られるようになった。早朝に起きて外の景色を写真に収めようと
思ったがちょっと曇っていて思うような写真は撮れなかった。下に降りると奥さんのBettyさんが朝食の
準備をしていたので挨拶をした。ソフトな笑顔が優しそうな婦人だった。
まだ早かったので一度部屋に戻り朝食を待った。時間が来たので朝食に降りた。アイルランドから
来たというご夫婦と同席だった。色々話をして「どうして日本では赤毛のアンがそんなに人気があると
思う?」と聞かれて日本語でも説明は難しい質問だったので「ちょっと答えるのは難しすぎる」と言うと
納得したようだった。と、こう書くといかにも英会話がスラスラ出来ているように思われるかも知れないが
実情は片言の単語を並べているだけの会話力で毎回行く度に今度こそはもう少し話せるように
ならなくちゃ!と思うのだが帰国するとまもなくその気持ちも忘れてしまうのだ。(;´д`)トホホ

そのご夫婦も何度もPEIに来ているらしくオーナーのJimとも親しくお料理について話していたが
ちっとも聞き取れず情けなかった。
Calebe's Outlookは1泊なので荷物をまとめて出発の準備をした。Bettyさんとハグしてお別れをした。

Calebe's Outlookから13号線でキャベンディッシュの郵便局に行き葉書を出した。6号線に乗り、
アヴォンリーヴィレッジに行った。
アヴォンリービレッジの存在は前から知っていたが入場料が高いのとあまり興味が無かったので行った
ことがなかった。でも、今年の松本侑子先生と松坂慶子さんの「3ヶ月トピック英会話」の中で紹介されて
いたので興味を持ち、今年は是非行ってみようと思っていたのだ。生憎の曇り空だったが途中から雨が
降り出した。広い駐車場に車を入れてヴィレッジの中に入ってみたら、そこはアンの時代そのままと言う
感じで歩いている人達もその頃の衣装で歩いている。街並みもいかにもその当時と言う感じでワクワクした。
可愛い女の子の二人連れが歩いて来たので聞いてみたらジョーシー・パイとダイアナだった。
ジョーシー・パイは本とは違って可愛い笑顔の少女でダイアナは本のイメージよりほっそりとしていた。
その二人と一緒に記念写真を撮ってもらった。可愛いジョーシーやダイアナと写真を撮るとこちらまで
若返るようだった。

少し先に進むと今度はハンサムな男の子がやって来て「僕はギルバートです!」とあちらから挨拶してくれた。
また彼とも記念写真をパチリ!あちらの子は自然に肩を抱いてくれてちょっと恥ずかしい…。でも、後で写真を
見ると満面の笑みを浮かべている私が。。。(*^.^*)エヘッ

入場した時に渡されたスケジュール表を見ると赤毛のアンにまつわる寸劇があちこちの場所で時間によって
行われているようなので見に行った。それは小さな舞台もついている建物で、寸劇は赤毛のアンが
ギルバートに「にんじん!にんじん!」とからかわれて石板を打ち下ろすシーンだった。さっきの可愛い
ジョーシー・パイが劇の中ではしっかりジョーシーになりきっていじわるそうに演じていたのが可笑しかった。
その後はギルバートも混じって歌うバンドが数十分後にあるというのでまた色々なお店などを見て回ることに
した。雨が降ったり止んだりの日で私も持参した折りたたみ傘をさしたり閉じたりして持ち歩いていたの
だが、途中で紛失した事に気づいた。立ち寄った場所や歩いた後を探してみたのだが見つからず、
お店の人に聞いてみたら事務所の方にも連絡を取っておくからとのことで帰る時にまた聞いてみようと思い、
自由に使えるレンタルの傘を借りて歩いた。バンドの演奏を見たらギルバートはバンジョー、さっきの寸劇で
ステイシー先生を演じていた女性がバイオリンを担当していた。一緒に歌ったりして楽しいひと時を過ごした。
さて、今日はこれからまた別の用事もあるしということで帰ることにした。
受付で傘のことを聞いてみたがまだ届いてないと言うので諦めて折り畳み傘を買うことにした。その折り畳み傘と
いうのが大きいのなんの。日本のコンパクトな折り畳み傘に慣れている私にはとても大きく思えた。
一応ジャンプ傘だったが。今日はテリーさんのところでアフタヌーンテイーの予約を入れていてMさんご一家と
Hさんとも待ち合わせをしていたのでそちらに向かった。その途中にケンジントンでスタンプを貰うことにして
いたので234号〜2号でケンジントンに行った。

ケンジントンの雑貨屋さんでスタンプを貰うだけでは申し訳ないような気がしたので何かお土産になる物で
もないかと探してみたがこれと言って欲しいものも見つからず結局スタンプだけ貰って6号線でテリーさんの
Blue Windsに向かった。

Blue Windsでアフタヌーンティーを戴いたが毎回毎回美味しい〜!と満足する。皆で楽しくお喋りを
しながらケーキを賞味した。
それから今日はレセプションに招待されていたのでトイレでちょっと改まったお洋服に着替えてテリーさんと
記念写真を撮ってBlue Windsを後にした。

Mさんのご主人が運転する車に連なってシャーロットタウンに向けて出発した。シャーロットタウンのガバメント
ハウスに着くと黒いスーツを着た男性が駐車場の整理をしていて駐車場が一杯でびっくりした。
歩いている男性たちがホントにフォーマルなスーツを着ているのでちょっとびっくりしながら会場に入った。
中には人が沢山集まっていて入り口には大きな男性と体格の良い女性がにこやかにお客様を出迎えていた。
その女性が州副知事で大きな男性はそのご主人だった。早速Hさんがそのお二人の間に立って記念写真を
撮ったので私もそれにならって間に立った途端にお客様がどんどん入って来て写真を撮るどころでは無くなった。
一人の男性が私にまで握手を求めて来て「コンニチハ!」と日本語で挨拶をしてくれて私はうろたえてしまった。
副知事のご主人がいえいえ、こちらは違いますよ、と苦笑しながら訂正して下さった。

それからこのレセプションに招待してくれた島に在住のM.Wさんを探した。お互いに見つけて思わずハグして
暫くぶりの再会を喜んだ。ご主人のDさんもにこやかに握手して、「今回は自宅に招待できなくてごめんね」と
言って下さったのでとんでもありません、とお返事した(つもりだがちゃんと伝わってたかしら〜?)。
それからM.Wさんが「ほらほらマリママさんカメラは?こちらは○○さんよ」と言って下さったのだが私はその方が
どなたかを知らなくて戸惑いつつも握手して戴いてカメラを出そうとしたらM.Wさんはお忙しくて人に呼ばれて
行ってしまったので結局その方とは写真が撮れなかった。(のだが、後で分かった、その方はケイト・マクドナルドさんで
モンゴメリのお孫さんで「赤毛のアンのクックブック」などを出版されて居た方でした。あぁぁぁ、何と言う不覚!
二度と記念写真を撮って戴けるチャンスは無かったでしょうに。
ところがひょんなところでケイトさんと一緒に写っている写真がネットでアップされてることをネッ友さんから
知らされました。嬉しい〜!)


それから州副知事やカナダ大使、観光局長などのスピーチがあり、皆で鏡割りをするということでM.Wさんも
そのメンバーに入っていて私に写真を撮って欲しいと仰ったので何とかちゃんと写真を撮らねば、と緊張して何枚も
撮った。何とかお渡し出来る写真が何枚か撮れてホッとした。

その他、有名人が沢山出席されていて赤松桂子先生にもお目にかかることが出来た。赤松先生がそのレセプションに
出席されることは聞いていてネッ友さんから宜しくお伝えして下さいと言われていたので是非お話したいと思っていた。
赤松先生はとても気さくな方で色々楽しくお喋りをさせて戴いた。招待客の中にはB&Bのオーナーさんご夫婦も
沢山いらしていて以前2001年に泊まったElmwood Heritage Innのオーナーさんご夫妻とお話するチャンスが
あったので思い切って話しかけてみた。以前泊まったことがあってその時にスージークーパーの食器(こちらを参照) 


http://betty-anne.o.oo7.jp/sub3x3x3x3.htm

を見てとても印象に残っていてその後日本でオークションでゲットしました、と言うと「オオ!」とびっくりされていた。

それから軽食も用意されて皆で立食をしながらお喋りを楽しんだ。そろそろ帰らなくてはいけない時間になり、
Hさんは赤松先生を車に乗せて送ることになり、私達はMさんご夫婦の車にくっついて2号線でサマーサイドに
向かった。ケンジントンでMさんご夫婦とお別れして私達は今夜の宿、サマーサイドのSilver Fox Innに向かった。
無事にSilver Fox Innに着いてお部屋に行ったが3階で膝がかなり悪化した私にはちょっと辛かった。
Silver Fox Innはいかにもヘリテージという感じのB&Bだった。前からチャンスがあったら泊まってみたいと思って
いたB&Bなので今回泊まれることになってとても嬉しかったのだ。今日は濃密な一日だったのでちょっと疲れた。
Cさんが私の膝の治療をしてくれて大分楽になり嬉しかったしありがたかった。



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