2012/06/25  5日目

朝、早めに目が覚めてまだ起きるには早いし、と思ってうとうとしていると話声が聞こえて来ました。
どうやらH子さん達がもう起きている模様です。お部屋に行ってみるとC子さんが『はなみずき治療院』を
開業しているところでした。

C子さんは『はなみずき治療院』という鍼灸治療院をひらいている先生なのです。3年前にC子さんと二人で
PEIに来た時にも腫れあがった私の膝の治療をして貰ったものでした。

C子さんは今回来る前から胃の調子があまりよくなかったのと明け方に足がつったので治療をして
貰ってるところでした。あら、いいわね、私も膝が腫れあがっているんだけどお願いしていい?と
H子さんの隣に横になりました。C子さんは私の膝にもお灸をして鍼を打ってくれました。

その後はとっても楽になった感じでした。二人の治療が済んだ後はM子さんが坐骨神経痛の治療を
して貰っていました。それぞれ何かしら抱えている熟女の私達、でも気持ちはいつまでも若いフェアリー
クラブです。(*^^*)ポッ

今日は朝から曇ってはいましたがどうやらお天気は 悪くなさそうだったのでホッとしました。

今日はキンドレッドから移動する日なのでスーツケースの整理をして出かけなければなりません。
早めに朝食を取った方が良さそうです。

キンドレッドの朝食は毎日メニューが変わるので連泊もOKなのですが昨日、今日と食べてみて
以前より内容が落ちたように思えて残念でした。聞いたところによると以前のオーナーさんが次の
代に譲ったとか? 人気のB&Bなのですから評判を落とさず繋げて欲しいと思いました。

朝食を食べてから予定通りグリーンゲイブルズを見に 行きました。内部に入らなければ無料で
その辺を散策出来ると言うので今年は内部に入らなくてもいいわね、と皆の意見がまとまったので
その様にしました。

キンドレッドからは隣なので歩いてすぐなのが最高です。本当に良いロケーションです。

ゴルフ場を突っ切ってグリーンゲイブルズの脇に出ました。

まず前景を撮りました。いつも抜けるような青空の下のグリーンゲイブルズを撮っていたので
今日は曇っていてちょっと残念でした。

写真を沢山撮って一度キンドレッドに戻ることにしました。そこから近くを見て回るので車を
1台置いて1台で出かけようと言うことでコテージに戻りスーツケースを整理してチェックアウトしました。

そこからまずは晴れてるのでまたフレンチリバーに行こうと話がまとまり、向かいました。

前日の雨のフレンチリバーとは違った景色を見られて嬉しかったです。ルーピンもまた違って見えました。
やっぱり晴れが良いです!

そこから、今回は諦めなければならないわね、と 言っていたケープトライオンの灯台に行ってみる?と
言うことになり向かいました。

ケープトライオンに続く細い道は雨が降るとぬかるんでとても危険なので雨の翌日は行っては行けない
所とされているのです。

兎に角行ってみて駄目なら諦めましょうと車を進めました。
前方の細い道に大きな水たまりがいくつもあるのが見えました。あら、大丈夫かしら?と思いつつも運転する
H子さんは以前にも雨の翌日にそこを踏破した実績があるので果敢に進みます。

かなりのスピードで走りました。1mはジャンプしたかと思う程飛び跳ね、飛び跳ね進みました。
まるでジェットコースターにでも乗っている気分でした。

やっと灯台に辿り着いた時にはホントにホッとしました。こんなことは公にしたら叱られるかも知れません。

でも、大好きな場所に行けて感激でした。今回はケープトライオンは諦めるしかないわねと残念ながらも
決めていたので…。

さて、それからまた同じ道を戻らなければなりません。そこでもH子さんは勇敢に挑みました。
無事に抜けられた時にはホントにホッとしました。

当のH子さんは気持ちが悪くなったと白い顔になっていました。お疲れさまでした!
でもH子さん以外にあんな道を抜けられる人は居ませんよ〜。

キャーゞ(^o^ゝ)≡(/^ー^)/"""パチパチ

さて、そこから、昨日探しても見つけられなかった侑子先生の本、「赤毛のアンへの旅」の裏表紙の道を
もう少し探してみたいと車を動かしたのですがやっぱり見つからず…。それじゃ、昨日来たのと反対の方
から「天に続く道」に行ってみましょうと移動しました。

やっぱり晴れて明るい中で見る道は同じ道とは思えない程美しくて感動しました。

そこからキンドレッドに戻って次の宿に向けて移動しなくちゃねと車を動かしましたがキンドレッドに行く
前に近くの郵便局に寄って絵葉書を日本に送りたいと思いました。

いつものようにキャベンディッシュの郵便局から絵葉書を送りました。そこの消印が嬉しいのです。

外に回り、郵便局の表側からと隣の教会の写真も撮りました。

そこに車を置いて、モンゴメリの祖父母の家があった跡に歩いて行きました。そこまでなら無料で見られます。

私は何度も行っていますが、M子さんは初めて、と思ったら何と、一番PEIに数多く来ているH子さんも
初めてだと言うのでビックリ!

さぁ、いよいよキャベンディッシュともお別れ、キンドレッドから今夜の宿 Inn at St. Peters に向けて出発です。

キンドレッドをスタートしてシャーロットタウンに向かいました。そこまではシャーロットタウンに
詳しいH子さんの先導です。

シャーロットタウンの Tim Hortons でランチを取ることにしました。今回2度目の Tim Hortons の
クラムチャウダーです。

そこから暫くぶりにOrwell Corner の歴史村に行きました。私は3年前にも行ったのですが、その時に撮ったと
思っていた写真を撮ってなかったことが残念だったので是非その写真を撮りたいと思っていたのです。

歴史村はお休みかと思う程人影も無く寂れた感じでした。

中には昔の教会やワンスクール、雑貨屋、鍛冶屋、公会堂などが保存されています。

雑貨屋に行ったら当時のお洋服を着た女性が立っていました。3年前に行った時にアイスクリームを
作っていた女性でした。私が「3年前に来た時にアイスクリームをあなたが作って居たんじゃないかと
思うけど…」と聞くとそうだと答えてくれました。

雑貨屋の2階は住まいになっていてその当時の生活が偲ばれる陳列がされています。
当時としてはとてもリッチな生活だったのではないかと思いました。

見学を終えて私達が外に出るとさっさとその女性が鍵をかけてどこかへ行ってしまいました。

おそらく入口の受付の所からお客さんが行ったから鍵を開けておいてと連絡が入っていたのだろうと思いました。

それから大きな納屋や鶏小屋など見て歩きました。鶏小屋からは沢山の鶏が出て来ました。
どうやら私達が何かご飯をくれるのかと期待して出て来たようでした。何も持ってなくてごめんなさい、
と言う感じでした。

それから私は鍛冶屋さんの看板を撮りたいと思い、そちらに向かいました。ありました、撮りたいと思っていた
鍛冶屋さんの看板が。

3年前に来た時に、どうしたワケか鍛冶屋さんに寄らずに帰ってしまったのでした。

それにしてもお客は私達だけですっかり寂れた感じの歴史村、次回来た時には廃村になってなければ
良いが…と心配になりました。

歴史村を出てポイントプリム灯台に向かいました。
今日のポイントプリムは本当に青空が綺麗で感激でした。前にお天気が悪い時に行ったことがあって
なんとも陰気くさい感じがしてあまり魅力を感じなかったのですが、今回は本当に綺麗で来て良かった
と思いました。

そこからの帰り道デイジーが咲き乱れる原っぱに車を停めて写真を撮りましたが、草を分けて行くと
一斉に蚊がフヮーと飛び出て来てビックリ! 慌ててネット付きの帽子を取りに戻りました。

あまり長居はしない方が良さそうだわ、と写真を撮って早々に退散。

次に向かうのは前回初めて行ったロブスター屋さん。レストランでは無く小屋でロブスターを茹でて
食べさせてくれる面白い所です。

外にテーブルが2つあるだけです。雨が降ったら無理ねと言っていたので今日は晴れていて
本当に良かったです。

まず、ロブスターを選んで注文します。私とC子さんは大好きなので大き目のをと頼んで
M子さんとH子さんは小さめのをと注文しました。

その他、ムール貝もとても美味しいんですよ、とPEI仲間に聞いていたので今回はムール貝も
頼みました。

おじさんは大きなボールにムール貝を入れて計るのでそんなに要らない、もっと少し、もっと少しと
注文してやっと希望の量で計算して貰いました。

あちらの人は大きなボールで山盛り食べるのです。
とてもじゃないですが私達があんなにムール貝を食べたらロブスターを食べられなくなります。

一昨年は茹でるのに40分待って、と言われたので今回もそうかと思ったら22分で茹であがると
言うのです。なにか秘密兵器でもゲットしたのかしら?

先に、茹であがったムール貝が出て来ました。とても美味しくてあっという間に食べてしまいました。
最後に1個残って、じゃんけんする?というH子さんの言葉を聞きながら私の手がさっと出てムール貝を
取って食べてしまったので一瞬皆があっけに取られました。

素早かったわね〜!と皆で大笑いになりました。

おじさんが出て来て「ここが美味しいんだよ」と貝に残っていた貝柱を片方の貝で上手にはずして
次々と私にくれるので私はそれをパクパク食べていたら他の皆が私も欲しいと手を出して、貰いました。

だって、おじさんが私にくれるから素直に戴いただけなのよ、と言い訳をしました。(^。^;)

それから待っていたロブスターが茹であがって来ました。大きなはさみが立派です。
C子さんと私は蟹を食べ慣れているので上手に黙々と食べましたがあまり慣れていないH子さんと
M子さんは手間取った様です。

本当に美味しいわね〜!と感激でした。すっかり綺麗に食べて満足満足、という感じでした。

おじさんが片付けに来て私達の食べがらを見て「Good job!」と言ってくれました。綺麗に食べたねと
褒めてくれたのです。ここのロブスターを食べたら他の所では食べられないわねと皆異口同音に言いました。



ここまできたらウッドアイランドの灯台にも行ってみようと向かいました。

ウッドアイランドの灯台は西日が当たってとても綺麗でした。C子さんは一昨年来た時に最悪の
体調だったのでこの灯台は初めてだわと言っていました。
本当に一昨年は私が皆に風邪を移して次々と体調を悪くしてましたから…。

さぁ、お腹も気持ちも満腹という感じでいよいよセントピータースに向かうことに。

途中、マリーリバーでいつも必ず寄る雑貨屋さんOld General Store を通り過ぎる時、ちょっと
寄って行きたいわと、行ってみたらもう時間が遅かったので閉まっていました。

また機会があったら寄ることにしてInn at St. Peters 目指して行きました。

順調に車は進み、無事に到着! 
私は前にも泊まったことがあるので、ああ、また来た〜!という感じでした。

景色がとても良い所なのでスーツケースをコテージに運んだあとに写真を撮りに広い庭に出て写真を
撮りました。

今日はM子さんと私が1号のコテージ、H子さんとC子さんが隣の2号コテージに宿泊。
暗くなる前に2号室で今日の反省会をしましょうと今日のルートなどを検索して思い出しながら
お喋りをしました。

夜、荷物の整理をしながら先にお風呂に入ったM子さんが出て来るのを待っていました。

さぁ、私も今日はシャワーじゃなくちょっとお湯をためて身体を休めようかな、とバスタブにお湯をため
始めて手を出して湯温を確かめていたらお湯が3分1もたまらないうちにどんどんぬるくなって来ます。
ええーーっ、これじゃ頭も洗えないわと困りました。

M子さんに聞くと熱いお湯が出ていたと言います。2号室に様子を聞きに行って貰うとH子さんが
丁度シャワーを浴びている時だったけどどんどん湯温が下がって来て水になっちゃったとのこと、
やはり1号室だけではなかったのね、と私は思い出したことがありました。

以前、泊まったB&Bがその日は全館日本人だけで占めていました。夜、シャワーを先に浴びていた
お友達が最後は水になっちゃったとのこと、日本人は殆どお風呂にお湯をためるカタチで使うので
お湯を使いきってしまったのです。

要するに、日本の深夜電力方式と一緒なのかと思うのですが大きなポットにお湯を貯めて
置く形式で夜になる前に使い切ってしまうともうお湯は出ない、ということかと。

結局早い者勝ちということで、M子さんまではどうにか間に合ったけど、ということなのかな?
1号室から4号室までが長屋形式のコテージなので多分、その建物で一つの温水器が設置
されているということなのでしょうか。

それとも、同じコテージで一斉にお湯を使ったから一時的に出なくなったということなのでしょうか?
その辺の事情は今度機会があったら確かめたいところです。

兎に角、仕方がないので汗をかいた身体で気持ち悪かったですが明日の朝、早めに起きて
シャワーを浴びようと思い諦めて寝ることにしました。

折角素敵なB&Bなのに、と残念な気持ちが残りました。


今日のルート

キンドレッド → グリーンゲイブルズ → キンドレッド 9時半出発 → 6号 → 20号 →French River →

263号 →ケープトライオン → 20号 → Springbrook → 234号 → 262号 → 天に続く道 →

20号 → 6号 → キャベンディッシュ郵便局 → 徒歩でモンゴメリ祖父母の家の跡 → キンドレッド →

13号 → 2号 → 236号 → シャーロットタウン Tm Hortons → 1号 → Orwell Corner 歴史村 →

1号 → 209号 → ポイントプリムの灯台 → 209号 → 1号 → ウッドアイランド(ロブスター) →

ウッドアイランド灯台 → 4号 → 313号 → セントピータース



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