昨日は室内は妙に暑くて寝苦しく時差ボケのせいもあったと思うが
とても寝にくかった。
今日は移動するのでスーツケースをお部屋の前に時間までに出さないと
いけないので何となく慌ただしかった。
朝食の前にホテルの近くを散策した。昨日バスの中で説明があった
忠犬Bobbyの像まで行ってみた。Bobbyは2歳の時にご主人が亡くなり、
そのご14歳でこの世を去るまでご主人のお墓を守り通したというハチ公に
負けない忠犬なのだ。ボビーも今はご主人のお墓の傍に埋葬されているそうだ。
私はこの手の話には弱いのですでに涙腺が緩んでいた。
途中町全体が中世のようでタイムスリップしたかと思える感じだった。
ホテルの回りが全て趣のある佇まいでとても素敵だった。
ホテルに戻り朝食を取った。ダイニングから目の前にエジンバラ城が
見えて素晴らしかった。
朝食の時には「フル」と言って注文するように、と添乗員さんから
言われて居たので「オムレツでフル」と言ったら巨大なオムレツが出て来た。
中にはチーズ、マッシュルームハムがたっぷり入っていてボリューム満点!
お味はとても良かったのだが半分食べたらもう既にお腹が一杯だった。
食後また外に出かけてみた。朝食前に行ったのとは反対方向に行って
みたら小さな雑貨屋があったので入ってみた。食料もお土産物も売って
いる雑貨屋さんだった。そこでエジンバラの絵葉書を数枚買った。
時間になったのでホテルに戻りバスに乗り込んだ。今日はエジンバラの
市内観光だ。
まず行ったのが悲劇の女王メアリーゆかりのホリルードハウス宮殿。
そこに行くまでの車窓からの景色も美しくて興味津津で目を開いて見た。
ガイドのH・Mさんの説明が素晴らしくスコットランドとイギリスの歴史にとても
興味がわいた。このホリルードハウス宮殿は現在も英国王室の宮殿として
利用されているので内部は撮影禁止になっていたので記録が取れなくて
残念だった。
宮殿内部は豪華絢爛の大きなお部屋が次々と繋がっていて素晴らしい!
女王メアリーが使っていたベッドなども陳列されていたがその小ささにビックリ!
その時代の人は丸くなり背中をちょっと立てて寝ていたので小さくても間に
合ったのだそうだ。小柄な私でも間に合うかどうかと言うくらいの大きさだった。
中にはメアリー女王に寵愛されていたリッチオが殺害された部屋もあり、血の海
になったというその場面を思うだけでも血が凍るようだった。リッチオを殺害した
メアリーの夫のダーンリー卿も何者かによって1年も経たないうちに殺害されたと
いうのだから血生臭い時代だったようだ。
この宮殿の中で悲劇の女王メアリーはどのようにすごしていたのか…、
と思いをはせた。
宮殿を後にしてエジンバラ城に向かった。エジンバラ城は高い丘の上
に立っている。その眼下には市街地と海が見えた。エジンバラ城の中
にはメアリーが出産したというわずか3畳ほどの部屋もあったが、観光客が
一杯いて写真を撮ることは出来なかった。
バスの集合時間まで時間が少しあったのでスコットランドらしいお土産は
無いかとショップを散策した。とてもリーズナブルな金額でマフラーが色
も柄もとりどり沢山あったのでレオ君ファミリーと留守番してくれている夫
と私用に2枚買った。
バスに乗り込み車窓から観光してOld Waverley Hotelのランチへ。
とても大きなサーモンが出て来てビックリ!でもとても美味しかった。
ランチが済んで一路今日の宿泊場所の湖水地方へ向かう。
約5時間のロングドライブ。寝不足もあったのでバスの中で寝てしまう
かな?と思ったのだがガイドのH・Mさんの解説が楽しいのと車窓
からの景色が美しくて一睡もせずにホテルに着いた。
ホテルはウィンダミア湖が目の前に見えるMacdonald Old England Hotel & Spa
でいかにもイギリスらしい歴史を感じさせるホテルだ。
まずホテルのロビーに通されたのだが照明もソファなどのセッティングもとても
素敵だ。そこで少し待ってそれぞれの部屋の鍵を渡された。
私達が宿泊するお部屋は表に面した3階だ。
夕食前に湖に写真を撮りに出かけた。昨日もそうだが何しろ日の
暮れるのが遅いので時間を忘れてしまいそうだ。外の空気は涼しい
のを通り越して寒いくらいだ。でも、まだまだお昼のように明るい。
夕食はホテルの一番奥のダイニングルームでフルコースのように次々と
ご馳走が出て来たがとてもボリュームがあって食べ切れなかった。
途中でそれぞれの自己紹介の時間があったのだが緊張して思うことが
ちゃんと話せなかったのが残念だった。でも、それで参加者の顔と名前が
殆ど覚えられたので良かったと思う。
夕食後、またカメラを持って外に出てみた。湖の目の前に違うホテルも
あり、アジサイが見事に咲いているのが見えたので裏口から入ってみた。
表通りに抜けられるのかと思ったが行き止まりになっていたのでまた裏口
から出た。その頃からやっと暗くなって来たのでホテルに戻った。
お風呂に入り、このホテルに連泊なのでちょっとお洗濯もできて良かった。
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