昨夜はすぐに寝つけましたが夜中に何度も目が覚めて
あまりゆっくり寝られませんでした。何しろ朝から予定が
入っていて朝食は6時半から出来るということだったので
寝坊をしちゃ大変だという思いが強かったのだと思います。
5時半前から起き出し準備を始めました。朝食はビュッフェ
形式でレストランに行ったらもう沢山の人が居ました。
6人が座れるテーブルに座ったら全員がイギリスのツアーで
一緒だった人達でした。
朝食の内容はボリュームがありましたがお野菜が全く無くて
意外な感じでした。
一度お部屋に戻り出発の準備です。今日の予定はかなりの
ハードスケジュール、何とか頑張らねば!
まず行ったのがコロッセオ。そのすぐ傍にあるフォロロマーニ
も世界遺産ですが、そちらは車窓からの見学でした。
コロッセオはあまりにも有名ですが勿論行くのは初めて。
これが1900年も前に建てられて今も残っているなんて
信じられない気分でした。
今は底が抜けて地下が見える状態でしたが、その昔獣と
人間が闘ったり、人間同士が闘ってそれを人が見て歓声を
あげていたのかと思うとゾゾッとしました。
ローマ人はワイルドだったんですね〜。
その頃は獣を地下から地上に上げるために人力のエレベーター
もったというのですから驚きです。
それから「ローマの休日」で有名な観光スポットになった
『真実の口』に向かいました。『真実の口』ばかりが有名に
なっていますがサンタ・マリア・イン・コスメディン教会にあります。
その教会も歴史が古い教会なのです。
そこは既に長蛇の列でしたが勿論並んで恐る恐る手を
入れてみました。勿論手は無事でした!
それにしても、あの大好きな映画のロケ地に来てるなんて〜、
この口にオードリーも手を入れたのね、と感慨深いモノが
ありました。
そして、その口がある大きな円盤の様な石は元はマンホールの
蓋だったという驚く事実を知りました。大きな蓋だったんですね。
教会はうす暗く地味な感じの内部でした。床は大理石と
ラピスラズリなどでモザイク状に出来ていてとても美しく、
芸術的でした。
この教会にはバレンタインデーで有名な聖バレンタインの
頭蓋骨もケースの中にありました。
その次は『トレビの泉』です。後ろ向きに立ってコインを
投げ入れるとまた来られるとの言い伝えがあるので誰もが
泉に背を向けてコインを投げ入れています。
それも右手に持ったコインを左の肩越しに投げ入れるとまた
来られるのだとか、私もその通りに投げ入れて来ました。
その泉の傍にはジェラート屋さんが沢山あって食べる時間も
あったので勿論食べました。
ローマは朝は寒いくらいの気温だったのですがお昼に
なると夏の様な気温でとても暑かったので冷たいジェラートが
とても美味しく感じられました。
さて、その次に行ったのはこれまた「ローマの休日」で有名に
なったスペイン広場。オードリー扮するアン王女がジェラートを
食べながら座った階段がありますが、今はその階段でジェラート
を食べるのは禁止になってるそうです。あまりに沢山の人が
ジェラートを食べて階段がベタベタに汚れてしまったからだ
そうです。
スペイン階段も人で溢れていて階段を上るのも難しい
くらいでした。階段をずーーっと上って行くとそこからの眺めは
とても良かったです。
ここまででも随分歩きました!段々足が痛くなって来たところで
ランチとなりました。素敵なレストランです。
前菜にハムとサラミの盛り合わせ。それからピッツァ!
本場のピッツァに期待が膨らみます。
生地が厚めの美味しいピッツァでしたが日本人の小さな
胃には合いません。
全員が食べ切れませんでした。残すのは申し訳ないわ、
と思いましたがどうにもお腹に入り切りませんでした。
ボーイさんも慣れてるのか、残ったピッツァのお皿を上手に
積み重ねて片づけていました。
最後のジェラートは別腹で美味しく戴きました。
そこから今度はバチカン市国です。カトリック教会の総本山
サン・ピエトロ大聖堂に隣接するシスティーナ礼拝堂の絵を
見るのがとても楽しみでした。
随分前にTVで数年にわたってシスティーナ礼拝堂の絵の
修復をしている様子が放送されていました。
その時にとても興味を持ったのでした。
システィーナ礼拝堂に行く前にバチカン博物館を観て歩き
ましたが長い廊下に夥しい彫像が並ばれてあり、天井の
絵も装飾も芸術的です。
あまりに沢山色々あって途中からワケが分からなくなりました。
いよいよシスティーナ礼拝堂です。
礼拝堂の中は写真撮影が禁止でしたので自分の目で観て
心に焼き付けることに専念しました。
修復した後の絵は綺麗に垢ぬけて見えました。
力強い絵に圧倒されそうな気持でした。
それにしても背中が曲がってしまうくらい没頭して絵を
描いたミケランジェロは偉人だったと思います。
昔はそんな天才が多かったように思います。
レオナルド・ダ・ビンチもそうですし…。
そんな偉人のお陰で人類の遺産があるのだわ、と今さらながら
思いました。
バチカン市国は小さな小さな国ですが持っている遺産は凄い
モノだと思います。
システィーナ礼拝堂を観た後はサン・ピエトロ寺院へ行きました。
その中はとても荘厳な空気が流れていて記念碑や大迫力の
像があり圧倒されそうでした。ガイドさんに説明は聞きましたが
あまりに沢山あってとても覚えきれるものではありませんでした。
外に出たら衛兵さんが一人立っているのが見えました。
我々観光客がカメラを向けても微動だにせずすっくと立って
いましたが、そのスタイルの素晴らしいこと!9頭身はあるだろう
と思うくらい顔が小さくて足が長い!
それから近くにある本屋さんでトイレタイムとお水が買えると
言うことで移動しました。
その本屋さんはもうバチカンの外でローマになるのですが、
そこから絵葉書を出すとバチカンのスタンプが押されると
言うので私は短い時間の間に走り書きで自宅に書き送り
ました。良い記念になると思いました。
そこで今日の観光は終わり、お買い物がある人は三越まで
行きます、と言うことで私もお土産を買うために行きました。
思ったほど品数は無かったのですが、何とかイタリアらしいお
土産を家族(オット、長女夫婦、次女夫婦)に買うことが
出来ました。
結局自分には何も買いませんでした〜。
それから、ホテルの徒歩圏にあるテルミニ駅の地下にある
スーパーマーケットにお買い物に行きました。
お買い物をするよりも地元のスーパーに興味があって行きました。
一緒に行った方達は食材なども買っていたようでした。
それから一度ホテルに戻り、夕食に出かけました。
地元の人達が行くようなレストランです。このツアーは
いかにも旅行客用のレストランという所は全然ないのも魅力の
一つです。その土地の人達の様子が見られて楽しいのです。
前菜にハム、それから魚介のパスタ、豚肉のソテー、最後に
巨大なティラミスが出て来て、最後にこの大きさは無理
でしょう!と思いましたがちゃんと別腹におさまりました。ふうっ!
明日はこのホテルを出てフィレンツェに向かうので早朝に
スーツケースを廊下に出しておかなければなりません。
ちょっと整理をして寝なくちゃ!
それにしても今日はよく歩きました!ある人の情報によると
20000歩だったそうです!
ふくらはぎが痛くなりました。湿布を持って来て良かった、
と言いながら同室のM子さんとハリハリして寝ました。
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