今日はローマを後にしてフィレンツェに向かいました。
フィレンツェに着いて最初に行ったのはフィレンツェ市街が一望に
見渡せるミケランジェロ広場。 そこからの眺めは最高でした。
何度も写真や絵で見たことがある風景が目の前に広がっていました。
美しい風景です!
そこから向かったのがサンタクローチェ教会。そこには偉人が沢山
眠っています。立派な彫刻が付いたお墓が並んでいました。
ランチは素敵なレストランで。 ラザーニャと大きなTボーンステーキ。
それにデザート、パンナコッタがありました。
Tボーンステーキはとても美味しかったのですが大き過ぎて全部は
食べられませんでした。
お腹がいっぱいになったところで、今日のメインとも言える
ウフィツィ美術館へ。
そこは写真撮影が禁止でしたので記録には残せません。
中には夥しい数の絵画が並んでいて一日で全てを観るのは
不可能です。
ガイドさんが足早に有名な絵画の前に誘導してくれて説明を
してくれましたが、観光客でごった返していますし、落ち着いて
観賞するのは無理でした。
そんな中でとても有名なボッティチェリの『春』や『ビーナスの
誕生』を肉眼で観られたのがとても嬉しく印象に残りました。
子供の頃から幾度となく教科書や写真集で見た絵が目の前に
あったのですから!
それからとても気になっていた一枚の絵がありました。
それはレオナルド・ダ・ヴィンチの『受胎告知』です。
松本侑子先生の赤毛のアン 英語セミナーで何度となく
教えて戴いた絵でしたから。
その絵には白百合(マドンナリリー)の絵が描かれています。
「マドンナリリーは聖母マリアの純潔と御霊を表す花とされ、
中世以降、ダ・ヴィンチ、ボッティチェリなどによる受胎告知を
書いた絵は、大天使ガブリエルが必ず聖母に白百合を捧げて
いる。マドンナリリーの芳香が「神の祝福の精」のように
漂った、と書かれていることから、アンの濡れ衣が晴れて、
ピクニックに行けることが暗示されている。」
と松本侑子先生翻訳の赤毛のアンの説明があるのですが、
何のことかと言うと、アンがマシューとマリラの家に暮らすように
なって日曜学校でピクニックに行くことになります。
ダイアナからアイスクリームも作るのよ、と聞かされたアンは
食べたことが無いアイスクリームに胸をワクワクさせるのです。
そんなある日、マリラは大切にしている紫水晶のブローチが
無くなったいることに気付きアンに問いただします。
触ったけれど元に戻したというアンの話を信じられないマリラは
正直に告白するまでは部屋から出さないと言うのです。
告白するまではピクニックに行けないと知ったアンは嘘の話を
作って告白をします。川に落としてしまった、と。
その告白に激怒したマリラは、そんな悪い子はピクニックに
など行かせませんと宣言します。
でも、その後ショールのほつれを直そうと思ったマリラは
そこにひっかかってあったブローチを見つけ、反省して
アンをピクニックへ連れて行くのです。
「そして水曜日の朝が訪れた。まるでピクニックのためにわざわざ
誂えたかのように、晴れ渡った好天気となった。
グリーンゲイブルズのまわりでは小鳥たちがさえずり、庭の白百合が
ぷんと甘く香った。」
そのマドンナリリーが描かれてある絵にとても興味が
あったのでとても感動しました。
そのウフィツィ美術館を後にしてフィレンツェの街中を歩いて
ベッキオ宮殿の広場を通り、花の聖教会 ドゥオモに行きました。
教会の前に着いたら賑やかな音が聴こえて来ました。
何かしら?と見ていると昔のコスチュームを着た沢山の楽隊が
来ました。ワインの収穫祭だそうです。
それからドゥオモの中に入り見学しました。中は静寂でがらんと
した空間がありました。
そこで、自由行動ということで街を散策する人、ホテルに向かう
人、と別れました。
私達は疲れて一刻も早くホテルに行きたいと思ったのでホテルに
直行しました。
あとで色々な方から自由行動のことをお聞きして、ああ、もう
少し頑張って歩けたら良かったわ、と思いました。
せめてベッキオ橋だけでも歩いてみたかったと思いましたが
その時はもう限界だと思ったのでした。
夕食はホテルからタクシーを分乗してレストランに行きました。
美味しいイタリア料理を堪能して夜のフィレンツェの街を歩いて
ホテルに戻りました。
素敵なホテルなのに一泊しか出来なかったのは残念でした。
(「」の部分は侑子先生翻訳の赤毛のアンからの引用です。)
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